獣医師の父の影響

私の父は牛専門の産業獣医師で、父親の仕事を幼い頃からずっと見てきていたことが獣医師を選んだ大きな理由です。牛が何百頭と並んでいるところへ行って、物を運んだりなどお手伝いをよくしていました。産業動物の獣医師になることも考えましたがどうしても牛を相手にするので体力が必要ですし、田舎で女性の産業獣医師というとまだ力もなくて精神的にしんどいだろうと父に助言されたこともあり、やりたい道に進もうと思うようになりました。猫が好きなので小動物の獣医師を目指そうと決断しました。
大学時代は眼科学を選択していたのですが5年生の時に大学のある先生にお世話になったきっけかで、血液学にも興味を持つようになりました。そのような時期にたまたま就職説明会で当院を知り、見学に行ったことがきっかけで下田先生に出会い、当院に就職を決めました。
明るく親しみやすい医師でいたい

普段の診療では出来るだけ明るい立ち振る舞いをしたいなと思っています。
診察中はいつもより少しテンションを上げたり、声のトーンも少し上げるように意識しています。飼い主様もペットの病気に直面して精神的に落ち込んでしまっていると思うので、暗い雰囲気になりすぎないように親しみやすいスタッフでいたいです。初めてのワクチンなど少し緊張してしまうような場面でも、飼い主様の不安を少しでも拭えればいいなと思います。

自分の力で答えが出せる医師を目指したい
今後はもっと幅広く、オールマイティに広くかまえられるような獣医師を目指しています。「病気」だけではなく「その子自身と家族」を診られる獣医師でありたいと思っています。みなさんの心に寄り添ったアドバイスをし、様々な方法の提案をすることでお手伝いをしたいです。
飼い主様には、ちょっとしたことでもいいので気になることがあったらぜひ頼っていただきたいです。不安なまま過ごすよりも話をするだけでも当院に来てもらった方が絶対に気付いてあげられることが多いですし、少しでも不安を拭える、安心出来ると思います。
もし自分の家族だったら、と考える

もし犬猫と話ができるとすれば、怖がらなくていいよと一番言いたいです。
特にいつもブルブル震えている子は、もっと落ち着いていいんだよと言ってあげたいです。怖いかもしれないけど、苦しい・痛いを治してあげるから安心してと伝えたいです。
私も家で猫を2匹飼っているので、飼い主様の気持ちもわかるんです。元気がなさそうに見えたら心配になりますし、逆に元気いっぱい遊んでる時は嬉しいし楽しいです。獣医師ですが常に飼い主様と同じ立場でいたいです。
獣医師として時には厳しいことも言わないといけないかもしれませんが、まずは「自分の子だったら」と考えて、その上で自分に出来ることを尽力していきたいです