神経科 Neurology
神経科は脳や脊髄、末梢神経の病気を診療する科です。他科疾患よりイメージしにくい病気も多いのですが、主な診断の流れに沿って的確に診断し、治療を行っています。
高水準な診断で
早期発見を行う
早期発見を行う
神経疾患でよくみられる症状
発作が起きたり、フラフラしてうまく歩けない、目が回っている、首や背中を痛がっているとった症状が認められた場合は脳や脊髄などの神経の病気に罹患している可能性があります。これらの症状の原因は様々で、神経に問題がある場合もあればその他の部位に主病変がある場合もあり、しっかり検査をして原因を突き止めていく必要があります。
主な診断の流れ
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1丁寧な問診・視診・身体検査からスタートします。
この図は神経疾患の病態をその重症度と進行パターンで分類した非常に重要なものです。つまり『いつから?』『1ヶ月前と今では症状に進行ある?』など飼い主様からの情報は診断に必要不可欠となります。
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2神経学的検査
写真のように打診槌(だしんづち)や鉗子、ライトなどを用いて様々な神経学的検査を行うことでその子の状態や悪そうな場所がどこにありそうなのか(神経局在診断)を突き止めていきます
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3血液検査、レントゲンや超音波
ここで初めて医療機械を使用した検査となります。ここでは重症度や他診療科疾患の除外やオーバーラップしていないかなども確認していきます。
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4CT、MRI、脳脊髄検査
さらに必要な場合は麻酔をかけて専門的な検査に進みます。現在のところ当院にはMRI施設が無いので、必要であれば他診療施設に紹介して検査をします。
主な疾患
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副院長小路 祐樹
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所属学会
- 日本獣医師会
- 動物臨床医学会
- 獣医神経病学会
- 日本獣医画像診断学会
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出身地大阪府
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卒業大学大阪府立大学
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メッセージ毎日飼い主様とお話しをさせていただく度に、獣医師になれた喜びとそれに伴う責任を痛感しています。真面目一辺倒に病気を診るだけでなく、飼い主様とその家族であるペットにとって、何が一番幸せなのかを一緒に考えられる時間を提供できればと考えています。
寂しがり屋の関西人です、気軽に声をかけてください。
診療科目