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Equipment
画像検査の種類・機器紹介
レントゲン検査
当院のレントゲン検査では、従来のレントゲンフィルムではなくCCDセンサーを使用したデジタル方式を採用しています。センサーの感度が高いため、少ない放射線量で撮影が可能となり、動物たちへの被曝を抑えつつ、高精度な画像を得ることができます。撮影後の画像は拡大・縮小、コントラストや濃度の調整ができるため、より的確な診断につなげることができます。
主に骨の状態や骨折の有無、気管や肺の状態を確認する際に使用され、さらに、全体像を把握できるという特長から、スクリーニング検査としても活用されています。
また、当院では歯科用レントゲンも備えており、小型機器による狭い照射範囲で、必要な部位のみを最小限の被曝で撮影できます。抜歯などの歯科処置の際や、歯根・歯槽骨の評価に使用するほか、ハムスターなどの小型動物の診断にも対応しています。
エコー(超音波検査)
心臓の機能評価や腹部臓器の状態確認、さらには救急医療の現場で重要となるFAST(外傷時の出血や胸水の有無を迅速に判断するスクリーニング手法)など、さまざまな場面で活用されています。また近年では、肺の評価にも応用されています。
レントゲン検査が臓器の全体像を把握するのに適しているのに対し、エコー検査では各臓器の内部構造や血流の状態、動きなどをリアルタイムで観察できるという特長があります。これにより、病変の早期発見や正確な診断につながり、治療方針の決定を大きくサポートします。
CT検査
CT検査とは
CT検査は、X線発生装置がらせん状に回転しながら身体の断面を撮影することで、内部の構造を詳細に映し出す検査です。レントゲンと同じくX線を使用しますが、より細かい情報が得られる点が大きな違いです。さらに、3D画像として再構築することで、どの部位にどのような変化が起きているのかを立体的かつ鮮明に把握することができます。
レントゲンやエコーでは発見が難しい病変も、CTによって明らかになるケースがあります。腫瘍診断にも重要な検査となります。当院では2010年に4列マルチスライスCTを導入し、これまでに1,000件を超える症例に対応してきました。2017年には64列マルチスライスCTへ更新し、より高速かつ高解像度な撮影が可能となりました。状態によっては無麻酔での撮影も対応可能です。
CT検査の方法
CT検査は通常、全身麻酔下で人工呼吸を行い、呼吸を止めた状態で撮影しますが、動物の状態に応じて無麻酔での対応も行います。検査時間は、不動化してから10分程度と短時間で完了します。目的によっては造影剤を使用することもあり、血管や病変部がより明瞭に映し出されるため、より正確な診断が可能になります。
MRI検査
MRI検査は、強力な磁場と電波を利用して体内の断層画像を得る検査で、X線を使わずに非侵襲的に、より詳細な内部構造を可視化できるのが特長です。
特に、脳や脊髄などの中枢神経系疾患の診断において高い性能を発揮します。脳炎、脊髄疾患、脳腫瘍に有効な検査です。
検査は基本的に全身麻酔下で行い、動物が動かずに静止できる状態で高精度の画像を撮影します。麻酔による不安を取り除きつつ、痛みや侵襲もないため、動物にとっても安全かつ快適な検査方法です。
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Introduction
ご紹介について
各種検査は、経験豊富な担当獣医師が読影・レポート作成を行い、主治医の先生方と連携しながら、的確な診断に基づいた治療方針決定をサポートいたします。
紹介検査のご依頼や検査計画に関するご相談は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
